ソニーαシリーズの「なんとなくピントが合う」問題の究明

ソニーのα7IIIの大ヒットにより、他メーカーから移行してきた人も多いことでしょう。最初は、画期的なシステムに感動すると思いますが、使い込んでいくうちに「あれれ?」と、頭を傾げたくなることに遭遇するのも、ソニーミラーレスの特徴です。

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最初に疑問を抱くのが「ピント性能」ではないでしょうか? 絶対ピントを外すハズの無い状態で、後ピンショットを連発している、なんてことがザラあります。カメラの仕組みを理解していないことが原因であることが判明しました。

ソニーのAFシステムは、位相差+コントラスト。「位相差が作動するF値を厳守すればいいんでしょ?」と反論したくなりますが・・・。

どうやら、位相差でピントを繰り出す方向を決めて、最終的には必ずコントラストでおこなうようです。

明るいレンズの場合、測距エリア内でもピントが合う幅が5cmあったとします。撮影者は、測距エリア内のなかでも一番手前に合ってほしいですが、カメラは撮影者の意思を無視して、コントラストが最も高い位置にピントを合せます。最悪の場合、ピントを合わせたい位置から5cm奥にピントがある可能性を秘めているのです。

例えば拡張フレキシブルスポットの場合。中央の大きな四角(測距エリア)の廻りに、小さな四角(測距エリア)が8個並んでいます。

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中央の四角がグリーンに点灯していれば中央にピントが合っていると思いますが・・・。

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実は周辺の小さな四角にコントラストの高い箇所があった場合、メーカー曰く「ピントは中央を無視してコントラストの高い場所にピントを合わせます。」とのこと。

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これがピントが甘い写真を量産する原因です。

教訓1:拡張フレキシブルスポットの中央測距点がグリーンに点灯=中央にピントが合っていると思い込まない!

ワイドやゾーンを選んだ場合、小さな測距エリアが5個点灯したと仮定します。他社を使ってこられた方は「一番手前に合っているだろう!」と思ったら大間違え。カメラはコントラストの高い位置に合わそうとするので、一番奥に合う可能性も出てくるわけです。

教訓2:トラッキングなどで補助測距点(小さい四角)が多数点灯している場合は、一番手前ではなく、コントラストが最も高い場所にピントが合う。奥のコントラストが高い場合がピンボケの要因になる。

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再度、鉄道写真。補助測距点が12個点灯しています。この場合、一番手前にピントが合うのではなく、12個の測距点でコントラストが最も高い場所にピントが合います。撮影者はフロントマスクにピントを合わしたいですが、ドアなどのエッジに反応して、車両側面にピントが合う場合もあり得ます。

解決法は?

正確にピントを合わしたい場合は「ちょこまか点灯する小さな測距エリア(トラッキング!?)が出ないモード」を選ぶことが重要。

 

結論

フレキシブルスポットS・M・Lを使い分け、

小さな測距エリアで狙い打て!

 

アドバイスや間違いがあればご指導ください。

    

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