トラベラー小型カーボン三脚 KF-TC2235

撮影に欠かすことのできないアイテムのひとつが三脚ですよね。仕事で使うメイン三脚は、ジッツオのものを購入し、30年間近く大切に使い続けています。この年代の三脚は作りが良く、主要機構にプラスチックなども使用していませんので抜群の剛性が得られます。

しかし、この年代のジッツオは、とにかく重い。自動車で運ぶ用途には適していますが、鉄道移動や旅行には向いていません。

剛性を犠牲にしてでも軽量な三脚が欲しくなります。今回は、小型軽量かつコストパフォーマンスを最優先して、剛性は有る程度目をつぶり、新たな三脚選びをすることにしました。

まずは価格を度外視した性能重視の商品は? 購入するつもりはありませんが、ベンチマークとしてジッツオの商品を勉強しておく必要があります。小型軽量の製品は、トラベラー三脚1型5段「GT1555T」が該当し、格納高がもっとも短いことが判明しました。ただし、この製品は、脚のみの設定で、別途雲台が必要です。

GT1555T基本スペック(脚のみ)

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  • 全伸高:138cm
  • 最低高:20cm
  • 格納高:35.5cm
  • 脚段数:5段
  • 自重:1.03kg ※雲台ナシ(GH1382TQD装着時:1.42kg)
  • 最大耐荷重:10kg
  • 定価:本体11万5000円(税別) 雲台GH1382TQD 4万9000円 合計16万4000円

さすがジッツオ。高いですね!!! さっそく価格が安そうな類似商品を探してみましょう!

SIRUI シルイ
T-005KX+C10S アルミ脚

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  • 全伸高:139cm +1cm
  • 最低高:19.5cm −0.5cm
  • 格納高:33.5cm −2cm
  • 脚段数:5段 同じ
  • 自重:1.03kg −0.39kg
  • 最大耐荷重:6kg −4kg
  • 実売:9500円前後

最大荷重は6kgに減りますが、ジッツオに比べて500g軽量なのは見逃せません! 格納長も1cm短くなっています。さすがです。

Manfrotto マンフロット
Elementトラベル三脚スモール アルミニウム脚

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  • 全伸高:143cm +5cm
  • 最低高:36cm +16cm
  • 格納高:32cm −3.5cm
  • 脚段数:5段 同じ
  • 自重:1.15kg −0.27kg
  • 最大耐荷重:4kg −6kg
  • 実売:8000円程度

マンフロットのトラベラー三脚はREFREEシリーズが定番ですが、重くて格納高も小さくなりません。格納長はシルイよりも小さく、全伸長はジッツオよりも5cm高くなります。最大荷重は4kg。

MeFOTO(BENRO系ブランド)
5段アルミ三脚+雲台セット A0350Q0Y

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  • 全伸高:131cm −7cm
  • 最低高:42cm +22cm
  • 格納高:31cm −4.5cm
  • 脚段数:5段 同じ
  • 自重:1.2kg −0.22kg
  • 最大耐荷重:4kg −6kg
  • 実売:1万6000円程度

このメーカーの作りはしっかりしている印象です。格納時はコンパクトですが、最低高が高いようです。

 

結局、購入した三脚は・・・

K&F Concept
KF-TC2235 5段カーボン三脚(1脚可能)

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  • 全伸高:146cm +8cm
  • 最低高:35cm +15cm
  • 格納高:32.5cm −3cm
  • 脚段数:5段 同じ
  • 自重:1.1kg −0.32kg
  • 最大耐荷重:3kg −7kg
  • 実売:1万9800円前後

Amazon価格は1万9800円。「小型、軽量、低価格」を考慮するとマンフロットの方がベストな選択かも知れませんが在庫がありませんでした。タイの写真機材イベントで、K&F TC2235カーボン三脚の展示品が、日本で2万円前後で販売されているものが、値段交渉の末、1万1000円(日本円換算)までディスカウントできたので、購入を即決しました。

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サイズはこんな感じ。手持ちのシンクタンクフォト エアポートコミュータの中に余裕で収納できるコンパクトさに大満足です。

運用するコツ

この三脚、お世辞にも剛性が強いと言えませんが、それはトラベル用のジッツオでも同じこと。バンコクのカメラショーで、各社トラベル三脚をいじくり倒してきましたが、この商品は平均以上の剛性を確保できていると思いました。耐荷重が3kgと弱そうですが、他社製品と比較しても、特別弱いと思いません。

少しでも剛性を高くする方法はないのでしょうか?

脚をすべて出さないことが秘訣です。全高はアイポイントよりもずいぶん低くなりますが、人間が腰を屈めて対処すればいいだけの話です。足の繰り出し量は、おおよそ80%を目安にロックします。5段目は極端に細いので繰り出し量は50%程度で抑えます。エレベーター部は剛性が高くないので使用せず、縮めた状態で固定します。これで全高は100mm程度になります。高さを優先したい場合は、エレベーターの1段目だけを80%程度繰り出して、全高は110mm程度です。

で、三脚の脚がレンズの真下、撮影方向の前方に脚がくるようにカメラを搭載。これで撮影準備完了です。

で、もうひとつ注意、三脚重量が1kg程度しかありませんので、α7IIIのような比較的軽量なカメラでもバランスが良くありません。突風が吹くと倒れる危険があります。エレベーターの下側にウエイトを引っ掛けるフックが付いていますので、カメラバック等を重りとしてぶら下げることを推奨します。

 

    

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