DJI OSMO POCKETのNDフィルター選び

今更ですがDJI OSMO POCKET(中古ですが・・・)を購入しました。
初代のDJI OSMOも購入しましたが、撮影するまでの前準備が面倒で、数回仕事に使っただけで放出しました。そのトラウマがあるだけに「面倒なのは勘弁!」と思っていましが、DJI OSMO POCKETは本体だけでも撮影できるのが二重丸ですね。

DJI OSMO POCKETは白飛びしやすい?

20190624_1

ネットで、このような書き込みをよく見かけます。「白飛び」は個人の主観に頼る部分が大きいので、詳細を調べてみました。
原因は絞り機構にありました!
というのも、DJI OSMO POCKETは、小型軽量なため「絞り機能」を持たず、レンズの明るさはF値固定の2.0。露出は、シャッタースピードと感度でコントロールしているようです。

  • 絞り:F2.0固定
  • シャッタースピード:1/8000〜8秒
  • 感度:ISO100〜3200

動画撮影する場合、シャッタースピードは西日本エリアは1/60が鉄則です。しかし、OSMO POCKETは光の量を感度とシャッタースピードで制御することになるのですが、昼間の露出はレンズが明るいので実質的な感度はISO100に固定になり、シャッタースピードだけで露出をコントロールすることになります。

ISO100、F2.0で撮影した場合のシャッタースピードの目安

  • 街灯のある夜景 1/4〜1/8秒
  • 暗い室内 1/15〜1/30秒
  • 明るい室内 1/60〜1/125秒
  • 早朝・夕暮れの屋外 1/250秒
  • 雨の屋外 1/500秒
  • 曇りの屋外・日陰 1/1000〜1/2000秒
  • 晴れの屋外 1/4000秒
  • 快晴の屋外 1/8000秒
  • 快晴の山・海・雪などの風景 1/16000秒
  • 日の出・日の入りの太陽 1/32000秒

DJI OSMO POCKETの場合、上記グレー文字の撮影シーンではシャッタースピード上限値の1/8000秒では足りず、白飛びすることが判明しました。白飛びしやすいという噂は、システム的に考察すると本当でした。標準状態では、快晴の屋外までが露出をキープできます。晴天のスキー場などは無理ってことですね。

とりあえずOSMO POCKETは、快晴の屋外までは露出が制御できることは理解できました。問題は早すぎるシャッタースピードです。写真なら問題ありませんが、動画のシャッタースピードは1/60(西日本)がデフォルト。しかし、晴天の屋外では1/8000秒に達するため、パラパラ動画になってしまいます。そこで光を減光させるNDフィルターの出番です。

ND64を装着すると6絞り分の減光効果が見込める!?

6絞り分とはシャッタースピード1/4000秒を1/60秒にできるということ。

  • 街灯のある夜景 1/60+ISO51600〜ISO102400
  • 暗い室内 1/60+ISO12800〜ISO25600
  • 明るい室内 1/60+ISO3200〜ISO6400
  • 早朝・夕暮れの屋外 1/60秒+ISO1600
  • 雨の屋外 1/60秒+ISO800
  • 曇りの屋外・日陰 1/60+ISO200〜1/60+ISO400
  • 晴れの屋外 1/60秒
  • 快晴の屋外 125秒
  • 快晴の山・海・雪などの風景 1/250秒
  • 日の出・日の入りの太陽 1/500秒

グレーの領域は実用的でないので使用しません。雨の屋外は撮影しないと思いますので捨てます。晴れの屋外でシャッタースピード1/60秒になりましたが、日陰の場合はISO400まで感度が上がることを想定しています。

NDフィルターの実用的な運用方法は?

赤文字=NDフィルターなしで運用 青文字=ND64フィルターを装着して運用

  • 街灯のある夜景 1/60+ISO800~ISO1600
  • 暗い室内 1/60+ISO200~ISO400
  • 明るい室内 1/60〜1/125秒
  • 早朝・夕暮れの屋外 1/250秒
  • 雨の屋外 1/500秒
  • 曇りの屋外・日陰 1/60+ISO200〜1/60+ISO400
  • 晴れの屋外 1/60秒
  • 快晴の屋外 1/125秒
  • 快晴の山・海・雪などの風景 1/250秒
  • 日の出・日の入りの太陽 1/500秒

ND64の問題は「曇りの屋外や日陰」がISO400まで増感され、画質が低下する恐れがあります。ND32にすれば5絞り分の減光効果になりますので、晴れの屋外が1/125秒になりますが日陰はISO200で止まります。また、雨の屋外もシャッタースピード1/60+ISO400で撮影できますので、妥協できる範囲かもしれません。

結論 OSMO POCKETのフィルターは、晴れの屋外重視の場合はND64、日陰の増感を抑える場合はND32。


   

カテゴリー