Mac mini 2018 3.2GHz 6コアIntel Core i7 FCPX考察

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Mac mini 2018を購入して半年近くが経過しました。MacPro 2010 6コアからの買い替えですが、結論を先に申し上げると「大変満足」と評価できます。

購入したモデルは、CTOでCPUを「3.2GHz 6コア第8世代Intel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.6GHz)」、メモリを「16GB 2,666MHz DDR4」、ストレージを「512GB SSDストレージ」にアップグレード。ヨドバシカメラで5%割引で購入しました。同時に、eGPUもVEGA56を購入しました

電気代が月当たり2000~2500円安く!

運用スタイルは、Mac mini+eGPUの組み合わせです。当初は、動画編集時にeGPUを併用する予定でしたが、Mac miniの内蔵グラフィックでも快適なんですよね。今では、4K編集時だけeGPUの電源を入れる状態です。

機種替え効果は電気代として顕著に表れました。MacPro 2010は、WEB閲覧時やテキスト執筆時にも100W以上の電気を食っていましたが、Mac miniはとにかく省電力。結果的に1ヶ月あたりの電気代が2000〜2500円安くなりました。基本スペックが高くて、電気代が年間3万円ぐらい安くなるのだからいいことずくめです。

4K30P動画編集もストレスフリー

動画編集には「本格的なグラフィックカードが必要」と思っていましたが、インテル内蔵グラフィックでも4K編集に十分耐えられます。というのも、T2セキュリティチップにH.264およびH.265のエンコーダーを内蔵しており、CPUに頼らず高速エンコードできるからです。

eGPUを導入して得られるメリットは、「レンダリング時間の短縮」「手ぶれ補正のトランスコードと解析」「ノイズディダクション」に掛かる時間を大幅に短縮できます。しかし、カット編集やテロップ入れの動画スタイルなら、あまり負荷がかからないのでeGPUの恩恵は、あまり得られないともいえそうです。

とりあえずMac miniを導入して、重たい作業を実際に行うかを見極めた上で、後から購入しても遅くないと思います。逆に、導入前から処理の重いエフェクトである「手ぶれ補正のトランスコードと解析」「ノイズディダクション」などを多用することがわかっていたり、「レンダリング時間の短縮」を重視するなら、ビデオカード付きの機種をお勧めします。

CPU内蔵グラフィックボードを酷使することになりますので、発熱量は相当なもの。動画書き出し時には95度に達します! Mac miniの下に1cmほどのゲタをかまして浮かした状態で本体を設置すると、若干ですが温度上昇が抑えられます。

1080 30P 5分 FCPXの書き出し・レンダリング時間

カラグレ、表組み、写真、テキストなどを多用した、仕事仕様の書き出し例です。

1080 30P 5分動画 インテル内蔵 eGPU (VEGA56)
webホスト H264品質優先 3分27秒 587.3MB 2分53秒 587.3MB
webホスト H264処理優先 1分46秒 570.5MB 1分27秒 570.5MB
ビデオとオーディオ H264 53秒 604.2MB 1分23秒 604.0MB
ビデオとオーディオ ProRes422 1分19秒 5.2GB 1分05秒 5.21GB
レンダリング 4分09秒 3分48秒

60Pであればおおよそ2倍。eGPUがなくても待てるレベルだと思います。

4K 30P 5分 FCPXの書き出し・レンダリング時間

Youtube風のカット編集&テキストを多用した書き出し例です。

4K 30P 5分動画 インテル内蔵 eGPU(VEGA56)
webホスト H264品質優先 6分17秒 755.2MB 5分42秒 755.1MB
webホスト H264処理優先 3分10秒 721.6MB 2分58秒 721.6MB
ビデオとオーディオ H264 3分03秒 2.28GB 3分39秒 2.28GB
ビデオとオーディオ ProRes422 1分55秒 19.83GB 1分45秒 19.83GB
レンダリング 9分51秒 7分06秒
1分手ぶれ補正 トランスコードを解析終了時点までの時間
3分00秒
レンダリング終了までの時間
4分33秒
トランスコードを解析終了時点までの時間
1分49秒
レンダリング終了までの時間
2分57秒

書き出し設定次第で、実時間よりも速く書き出すことができます。eGPU有無のレンダリングおよび手ぶれ補正に掛かる時間は、体感的に速さを感じることができます。

※書き出し時に「ビデオとオーディオ H264」を選択した状態でeGPUを併用すると、書き出し時間が長くなります。何かバグでもあるのかも知れません。

Macらしくない拡張性の高さ モニタを自由に選べるメリット

モニターを自由に組み合わせられのがMac miniのメリットでもあります。正確な色にこだわる印刷業務なら、EIZOのカラーエッジが必須です。ハードウエアキャリブレーションを行なえば、プリンターの色味も一発で合います。また、配線がゴチャゴチャしますが、ハードディスクやプリンターもたくさん接続できます。

ただし、USBの相性は激しく出ます。当初は、ハブ接続のHDDが認識不良や速度が出ないなど、相当悩まされました。ファームウエアの更新により改善されましたが、古いハブは使わず、もったいない話ですが、新品購入された方が無難です。

 

   

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