TIFFEN可変NDフィルターの色被りをWB設定で補正する

動画撮影に欠かせない装備のひとつがNDフィルターですよね。本来は、ND4やND16などを使用するのがベストですが、ワンマンオペレーションの現場では「可変式NDフィルター」が何かと便利です。しかし、価格がとても高価なのがネックです。解像度の低下や色被りなどの弱点がありますが、簡単お手軽な装備の誘惑に勝てません。価格と性能のバランスが取れた製品であるTIFFEN可変NDフィルターの魅力ではないでしょうか?

TIFFENは望遠レンズでも解像度の低下が目立たない

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私の仕事は、望遠レンズを使用する機会が多く、安価な中華製可変NDフィルターの多くは著しい解像度低下を招きます。そのような理由で撮影現場では、FE24-105G OSSレンズにTIFFEN可変NDフィルターを組み合わせ使用することが多いです。解像度の低下は皆無に等しく満足しているのですが、黄色いというか茶色いというか、若干の色被りが気になります。

※注意点として、フィルター前面が大きくなるので、レンズフードが装着できません。レンズキャップもワンサイズ大きいものが必要になることも付け加えておきます。

カラーメーターで色被りの傾向を究明

今更ですがSEKONIC C-700を購入しました。で、事務所内でありますが、パナソニック高演色AAA蛍光灯(FL20S-N-EDL)の光源下、TIFFEN可変NDフィルターの有無によるスペクトルの違いを検証しました。

フィルターなし 4800K CCi 2.2M
TIFFENあり 4400K CCi 6.1M LBi -19MK

撮影機材は、α7IIIとFE24-105G F4.0 OSSの組み合わせです。TIFFEN可変フィルターを取り付けることで、色温度が400Kほど低下し、クリーン被りの色調になることが判明しました。

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個人的な考察
写真左は、SEKONIC C-700で計測した色温度4800Kで撮影。写真右は、ホワイトバランスを固定したまま、TIFFEN可変フィルターを装着。白色に注目すると、わずかに黄ばんでいるのがお分かりでしょうか?

マニュアルホワイトバランスで調整

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個人的な考察
写真左は、CEKONIC C-700で計測したデータ(フィルムモード)を参照し、α7IIIのホワイトバランス調整機能で補正できる近似値で調整。カメラのWB調整機能で「色温度4800K、CCiを2.5M」に設定した状態で撮影。

写真右は、TIFFEN可変NDフィルターの色被りを想定して、カメラのWB調整機能の色温度は固定したまま「CCiを7.5M、LBiを-20MK-1」に設定して撮影。おおよその色被りは補正できました。

AWBで補正

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個人的な考察
写真左は、ホワトバランス設定をAWBで撮影。C-700で計測した数値で撮影したよりも青く撮影されます。

写真右は、TIFFEN可変NDフィルターの色被りを想定して、AWBの補正値として「CCiを5.0M、LBiを-20MK-1(-15MK-1でもいいかも)」に設定して撮影。全体に青みを帯びたAWBの傾向のまま、TIFFEN可変NDフィルター装着に伴う色被りをほぼ補正できました。

ご参考になれば幸いです。また。もっと手軽な補正方法があれば教えてください。

 

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